シミラン国立公園&スリン諸島ダイビング完全ガイド
世界のダイブスポット「トップ10」に数えられるシミラン諸島とスリン諸島。 東と西で異なる海の表情、さらに入園期間や料金、規則などの実用情報をまとめました。
シミラン諸島国立公園とは?

タイ・アンダマン海に浮かぶシミラン諸島は、手つかずの自然と豊かな海洋生態系で知られる国立海洋公園です。 インド洋からの海流がもたらす多様な環境により、世界的にも有数のダイビングエリアとして人気を集めています。
スリン諸島とシミラン諸島の広大な海域

スリン諸島とシミラン諸島を合わせた海域は約140平方キロメートルに及び、 ボン島、シャークフィンリーフ、タチャイ島、そして有名なリチェリューロックといった 世界的ダイブサイトを含んでいます。 ほとんどの島は無人島で、ライブアボード(船上宿泊型ダイビング)の休暇に最適なエリアです。
滞在中は真っ白なビーチや巨大な花崗岩の景観、多彩なアクティビティを楽しめますが、 最大の魅力はやはり海の中にあります。 色鮮やかなサンゴ礁や豊かな海洋生物、さらにマンタやジンベエザメといった 大型回遊魚に出会えることも多く、世界中のダイバーにとって夢の遊び場と言えるでしょう。
シミラン諸島ダイブサイトの特徴

シミラン諸島の海は透明度が高く、エメラルドブルーの水中には、色鮮やかなサンゴ礁や魚群、パウダーのように白い砂地が広がります。 各島ごとに異なるダイブポイントがあり、初心者から上級者まで幅広く楽しめるのが魅力です。
東海岸:初心者にも最適なサンゴの庭園

白砂のビーチが海に続き、ハードコーラルやソフトコーラル、イソギンチャク畑が広がります。 流れが穏やかで水深も中程度のため、体験ダイビングやビギナーダイバーにも安心。 シミラン諸島でのライブアボード・ダイビングの入門に最適です。
西海岸:ダイナミックな巨岩とスイムスルー

巨大な花崗岩が40m以上の深さまで落ち込み、トンネルやアーチ、洞窟などが形成されています。 潮流によって栄養が運ばれ、ウミウチワやソフトコーラル、ウミシダなどが繁茂。 ドラマチックな地形と流れのある環境は、やや上級者向けのダイビングを楽しめます。
入園可能期間・入園料・規則
入園可能期間
シミラン国立公園は毎年10月15日~5月15日のみ開園しています。 雨季にあたる5月16日~10月14日はモンスーン期のため閉園となり、観光やダイビングはできません。
国立公園入園料
- 外国人 大人:500バーツ
- 外国人 子供:300バーツ
- タイ人 大人:100バーツ
- タイ人 子供:50バーツ
ダイビングを行う場合は追加料金(例:1日200バーツ程度)が必要です。 ツアー料金に含まれているケースもありますので、事前に確認しましょう。
国立公園の規則
- サンゴや海洋生物に触れない
- 魚へ餌付けをしない
- ゴミは必ず持ち帰る
- ドローンや商業撮影は特別許可が必要
- 一部ビーチや島は立ち入り制限あり
シミラン諸島・スリン諸島は環境保護のため規則が厳格化されており、違反した場合は罰金が科せられることもあります。 自然を守るために必ずルールを守りましょう。
まとめ
- 世界トップクラスの透明度とサンゴ礁
- スリン諸島・シミラン諸島は約140平方kmの広大な海域
- 東海岸は穏やかで初心者におすすめ
- 西海岸は巨岩地形とスイムスルーで上級者向け
- マンタやジンベエザメなど大型回遊魚に出会える可能性
- 入園可能期間は10月~5月のみ
- 環境保護のため厳しい国立公園ルールあり
プーケットからアクセスできるスリン&シミラン諸島は、まさにダイバー憧れの海。 次回のダイビング旅行先としてぜひ候補に入れてみてください。





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