ブンスーン・レック(Boonsung Wreck)ダイブサイト
概要

約20年前に沈没した沈船で、現在は水深20mの静かな砂地に横たわっています。船体は幅10m、長さ30mほどと小規模ですが、フジツボやカイメンに覆われ、ところどころにサンゴも見られます。
見どころ

ブンスーン・レックは沈船自体は小さめですが、その周囲には驚くほど多くの魚が集まります。ギンガメアジの群れやフエダイ、ツバメウオが代表的。砂地ではトラフザメ、暗がりでは大型のマダラトビエイを見かけることもあります。運が良ければジンベエザメに遭遇するチャンスも!
ロケーション
- 場所:カオラックの西 約25km沖合
- シミラン諸島国立公園内
ダイビング情報
- 水深:平均15m(最大22m)
- 透明度:10〜15m
- レベル:中級者向け
- 流れ:中程度
総合評価:★★★★☆
ブンスーン・レックでよく見られる魚
🐟 サビウツボ(Laced moray / Gymnothorax favagineus)

体全体に黒い網目模様が広がる大型のウツボで、英名は「Laced moray」「Leopard moray」。最大で3mに達し、岩陰や沈船の隙間に潜みます。口を大きく開閉する姿は呼吸行動で、迫力がありながらも基本的にはおとなしい性格です。
🐡 ネズミフグ(Black-spotted puffer / Arothron nigropunctatus)

ずんぐりとした体型と大きな目、全身の黒い斑点が特徴のフグ。30〜40cmほどの大きさで、危険を感じると体を膨らませて防御します。のんびりと泳ぐ姿や愛嬌ある表情は、ダイバーに人気の被写体です。
🐍 ハニーコンブモレイ(Honeycomb moray / Gymnothorax favagineus)

実は「サビウツボ」と同種で、模様が蜂の巣に似ていることから英名「Honeycomb moray」とも呼ばれます。ブンスーン・レックでは船体の割れ目や暗がりに身を潜めることが多く、複数の個体が見られることもあります。
まとめ
- 「サビウツボ」=「ハニーコンブモレイ」=同じ種
- ネズミフグは別種で、沈船の周囲をゆったりと泳ぐ姿が観察可能
- 多種多様なウミウシが見れる


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