プーケット沈船ダイビング|キングクルーザー(King Cruiser)沈没船の魅力と見どころ
キングクルーザー沈船の基本情報

King Cruiser(MS King Cruiser)は、1997年5月4日にプーケットとピピ島間を運航中、アネモネリーフ(Anemone Reef)に衝突して沈没した大型フェリーです。沈没には2〜2.5時間かかり、幸いにも乗客全員561名が救助され、大きな人的被害はありませんでした。
現在、この場所はタイを代表する沈船ポイントとして世界中のダイバーに人気があります。
ダイブサイトの特徴

- 全長:約85〜88メートル、幅25〜35メートルの大型船体
- 4デッキ構造で内部の一部が残されている
- 水深:上部18m前後、最深部は33〜35m
- 視界:5〜20m程度と変動
- 潮流:中程度〜強め(経験者向け)
ダイビングの内容と見どころ
エントリーは船尾(スターン)が安全で、そこからカーデッキにアクセス可能です。船内にはタイヤやエンジントロリー、乗客用の座席やテーブルが残されています。
上部構造は崩れており、侵入は制限されますが、一部は探索可能です。必ずガイドの説明を受け、スキルや器材を考慮して慎重に行動しましょう。
観察できる生物
- トレヴァリ(大口マッカレル)、イエロースナッパーの群れ
- スコーピオンフィッシュやライオンフィッシュ
- バラクーダ、バンブーシャーク
- 運が良ければジンベエザメ
- マクロ生物:ウミウシ、ウツボ、カニ、ナースシャーク
ダイブ条件と推奨レベル
キングクルーザーは上級者(Advanced Open Water Diver以上)向けのポイントです。推奨ログ本数は20本以上、深度25〜30mの経験がある方に適しています。
ナイトロックスを使用することで、安全に長めのダイブを楽しめます。
ツアー実施例
多くのダイブショップでは、King Cruiser沈船+Shark Point+Koh Doc Maiの3ダイブ日帰りツアーが人気です。料金は約4,000THB〜で、ホテル送迎・朝食・ランチが含まれる場合が一般的です。器材レンタルは別料金となります。
弊社はプライベート制でガイドが同行するため、安全性も高く安心して楽しめます。
要点まとめ
沈没年 | 1997年5月4日 |
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船体サイズ | 約85–88m × 25m |
水深 | 上部:18m〜 / 最大:約33–35m |
視界 | 5〜20m |
潮流 | 中〜強 |
難易度 | 上級者(Advanced)向け |
見どころ | ソフトコーラル、群れ魚、マクロ生物、軽いペネトレーション |






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