プーケット・ピピ島・シミラン諸島で見られるアンダマン海固有種:トマトアネモネフィッシュ&タイガーテールシーホース
アンダマン海は、多様でカラフルな海洋生物が豊富な海域です。プーケット、ピピ島、シミラン諸島では、アンダマン海固有種の観察が可能です。特に注目すべきは、赤い体色が特徴的なトマトアネモネフィッシュと、縞模様が美しいタイガーテールシーホースです。
① トマトアネモネフィッシュ(Tomato Anemonefish)

学名:Amphiprion ephippium
英名:Tomato Anemonefish
和名:トマトアネモネフィッシュ
体色は鮮やかな赤橙色で、幼魚は目の後ろに白い帯がありますが、成魚になると斑点が現れるのが特徴です。体長は約5~10cm程度。サンゴ礁や岩礁の中層で、イソギンチャクとの共生関係を持っています。
観察ポイント:
- イソギンチャクの近くにいることが多い
- 成魚は警戒心が強いため、静かに近づく
- リチェリュー・ロック、ピピ島周辺でよく見られる
② タイガーテールシーホース(Tiger-tail Seahorse)

学名:Hippocampus comes
英名:Tiger-tail Seahorse
和名:タイガーテールシーホース
体色は黄色や茶色に黒い縞模様が入り、最大体長は約15cm。サンゴ礁、スポンジガーデン、海草床などに生息し、尾で岩やサンゴに巻きついて固定します。オスが育児嚢を持ち、メスから受け取った卵を孵化させます。
観察ポイント:
- 昼間は岩やサンゴの陰に隠れていることが多い
- 夜間ダイビングで観察しやすい
- 慎重に観察することで発見率アップ
まとめ:観察スポットと注意点
プーケット、ピピ島、シミラン諸島では、リチェリュー・ロックやピピ島周辺などでこれらの固有種を見ることができます。観察の際は、環境に配慮し、触れたり持ち帰ったりせず、自然のまま観察しましょう。
種名 | 学名 | 英名 | 特徴・生息環境 |
---|---|---|---|
トマトアネモネフィッシュ | Amphiprion ephippium | Tomato Anemonefish | 赤橙色の体色、イソギンチャクと共生、サンゴ礁・岩礁中層 |
タイガーテールシーホース | Hippocampus comes | Tiger-tail Seahorse | 黄色~茶色の縞模様、尾で固定、サンゴ・海草床・スポンジガーデン |
📍観察ポイント:プーケット、ピピ島、シミラン諸島
🌐 ダイブジャクトプーケット公式サイト
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