プーケット近辺で見られるジンベエザメとマンタ|シミラン諸島・スリン諸島
プーケットからアクセスできるアンダマン海には、世界中のダイバーを魅了する大物、ジンベエザメ(Whale Shark)やマンタ(Manta Ray)が姿を現すことがあります。本記事では、その生態や観察ポイント、遭遇確率を高めるコツを詳しく解説します。

ジンベエザメとマンタの基本情報
ジンベエザメ(Whale Shark, Rhincodon typus)

- 世界最大の魚類で、体長は最大12mに達することもあります。
- プランクトンや小魚を濾しとって食べるフィルターフィーダー。
- ゆったりと泳ぎ、人間に対して攻撃性はありません。
- 回遊性が強く、出会えるかどうかは「運」に左右されます。
マンタ(リーフマンタ:Mobula alfredi)

- 翼を広げたような胸ビレが特徴で、翼幅3〜4m程度の個体が一般的。
- プランクトン食性で、潮流がぶつかる場所や「クリーニングステーション」に現れやすい。
- 単独または少数で行動するが、餌が豊富なときは複数個体が集まることも。
シミラン諸島・スリン諸島での出現ポイント
生物 | ホットスポット | 特徴 |
---|---|---|
ジンベエザメ | リチェリューロック(Richelieu Rock) | 「ジンベエザメの磁石」と呼ばれる名所。2〜4月に出現例多数。 |
ジンベエザメ | コー タチャイ(Koh Tachai) | 回遊魚やジンベエザメが通過するスポット。 |
マンタ | コー ボン(Koh Bon) | シミラン諸島近くの有名なマンタ遭遇ポイント。クリーニングステーションあり。 |
マンタ | コー タチャイ(Koh Tachai) | 潮流が集まる場所でマンタが回遊。 |
ベストシーズンと環境条件
- ダイビングシーズン:10月中旬〜5月中旬(国立海洋公園開放期間)。
- ジンベエザメ遭遇率が高い時期:1月〜3月頃。
- マンタ遭遇率が高い時期:12月〜4月、特に2〜3月は「マンタシーズン」と呼ばれる。
- 海況条件:透明度20〜30m、水温27〜29℃、潮流があるリーフやドロップオフ地形が好条件。
遭遇確率を上げる方法
- ライブアボード利用:日帰りツアーより遠方のリーフや複数スポットにアクセス可能。
- 複数日滞在:1日だけよりも確率が大幅に上昇。
- 早朝や潮の変わり目:プランクトンが集まりやすい時間帯。
- ガイドの最新情報をチェック:現地ダイブガイドの情報が最も信頼できます。
まとめ
プーケット近辺のシミラン諸島・スリン諸島は、世界的にも有名なジンベエザメやマンタの観察スポットです。特にジンベエザメはリチェリューロック、マンタはコー ボンが代表的なホットスポット。遭遇できるかどうかは運次第ですが、1〜4月の乾季にライブアボードで複数日潜ることが、出会いのチャンスを最大化する方法です。
👉MV Koon 9 / シミラン1泊2日(最大6ダイブ)または2泊3日(最大10ダイブ)のプラン
コメント