🌊 シミラン諸島ウォーターフォールベイ(Waterfall Bay)ダイブガイド
📍 ダイブサイトの特徴

ウォーターフォールベイ(Waterfall Bay)は、シミラン諸島の島№8の北西部、タートルロックの南に位置する小さな湾です。
雨季には島の頂上から小さな滝が流れ落ち、ボートが水を補給する光景からその名が付けられました。
サンゴ礁は緩やかに傾斜し、水深は平均14m、最大25m。穏やかな海況で透明度も10〜20mと安定しており、初心者やナイトダイブにも最適なスポットです。
- 最大水深:25m
- 透明度:10〜20m
- レベル:初心者向け
- 流れ:中程度
🪸 地形と見どころ
- 南側エリア:ミドリイシやテーブルサンゴ、枝サンゴなどのハードコーラルが豊富。リーフフィッシュやブダイ、ウミガメがよく見られる。
- 北側エリア:大きな岩とソフトコーラルが点在し、多彩な水中景観が広がる。オオアオウツボや甲殻類、ウミウシ類が生息。
🐠 ウォーターフォールベイで出会える代表的な生物
🐙 ワモンダコ(Mimic Octopus / Thaumoctopus mimicus)

擬態の名手として知られるタコ。ヒラメやウミヘビ、クラゲなど他の生物に姿を変えることで外敵から身を守ります。
ウォーターフォールベイの砂地で観察されることがあり、マクロ派ダイバーに人気です。
🐌 ミアミラウミウシ(Miamira nudibranch / Miamira sinuata)

紫・オレンジ・緑のマーブル模様をもつ美しい大型のウミウシ。スポンジを食べ、鮮やかな色は捕食者への警告色と考えられています。
写真映え抜群で、水中カメラマンに人気の被写体です。
🐠 インディアンダッシュラス(Indian Dascyllus / Dascyllus carneus)

小型のスズメダイの仲間で、サンゴの周りに群れる姿が特徴。灰色がかった体色に黒い斑点が目の後ろにあります。
サンゴ群落を観察するときに群れで見つけやすい魚です。
🐍 ドクウツボ(Giant Moray / Gymnothorax javanicus)

最大3mに達する迫力のある大型ウツボ。日中は岩の隙間から顔をのぞかせ、夜になると活発に活動します。
シミラン諸島の代表的な大型魚類のひとつで、岩場の周囲で遭遇しやすい存在です。
✨ まとめ
ウォーターフォールベイは、
- 穏やかな地形で初心者やナイトダイブに適している
- サンゴ礁・砂地・岩場と環境のバリエーションがある
- ワモンダコやミアミラウミウシといったマクロ生物から、ドクウツボやウミガメといった大型生物まで観察可能
という魅力あふれるダイブサイトです。
シミラン諸島を訪れる際は、ぜひ一度潜ってみてはいかがでしょうか。
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