シャークフィンリーフ(Shark Fin Reef)ダイブサイト|シミラン諸島No 3
概要

北東側はなだらかなスロープ状のリーフが広がり、南西側は劇的なドロップオフが特徴です。特に六角形の柱が崩れ落ちたように見える巨岩群が、このエリアの大きな見どころとなっています。
見どころ

南東側の岩の formations には大きなスイムスルーがあり、まるで人工的に作られたかのように反対側へ抜けられる開口部を形成しています。この周辺ではナポレオンフィッシュの大型個体が目撃されることもあり、回遊するサメやエイに遭遇できるチャンスもあります。
ロケーション
- エリア:シミラン諸島
- 島:コ・パヤン(シミラン島 No3)
ダイビング情報
- 水深:平均16m(最大40m以上)
- 透明度:20〜30m
- レベル:上級者向け
- 流れ:中〜強め
総合評価:★★★★☆
シャークフィンで見られる代表的な魚たち
🐟 カンムリブダイ(Bumphead parrotfish / Bolbometopon muricatum)

ブダイ類最大種で、頭部に大きなコブがあるのが特徴。最大で1.3m以上、体重40kgを超えることもあります。群れで泳ぐ姿は迫力満点で、サンゴをかじる音が水中でも聞こえることがあります。
🐠 コラーレバタフライフィッシュ(Redfin butterflyfish / Chaetodon collare)

灰褐色の体に細かな白い網目模様、尾びれと胸びれの赤い縁取りが特徴的。ペアで行動し、サンゴのポリプを主に食べます。美しいペアはフォトジェニックで人気です。
🐡 ツバメウオ(Batfish / Platax teira など)

平たい円盤状の体に長い背びれと臀びれを持ち、成魚は銀色に黒帯模様。群れでホバリングする姿は幻想的で、シャークフィン周辺でも群れをよく見かけます。
🐟 ニジョウサバ(Double-lined mackerel / Grammatorcynus bilineatus)

分類:スズキ目 サバ科 (Scomberomorini)。和名の由来は、体側の側線が2本に分かれて再び合流する形態的特徴から。
特徴:紡錘形の体で大きな目をもち、背は濃青色、体側は銀色。最大全長は約1m(一般的には50〜70cm)。群れを作る回遊性のサバ類です。
生態・観察:インド太平洋の熱帯〜亜熱帯域に広く分布し、浅い外洋寄りのリーフ周辺(およそ15〜50m)で群泳。小魚や甲殻類を捕食します。シャークフィンでは中層〜表層での群れ観察や、捕食でスピードを上げる瞬間が見どころ。
まとめ
- 六角柱の巨岩群とスイムスルーが地形的ハイライト
- カンムリブダイやツバメウオの群れなど大型魚が充実
- サメやエイ、時にはナポレオンフィッシュにも遭遇できる


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