アニタズ・リーフ(Anita’s Reef)ダイブガイド|シミラン諸島の魚とサンゴ
シミラン諸島・島№5と№6の間に広がる癒し系ダイブサイト「アニタズ・リーフ」の魅力を徹底紹介。地形、サンゴ、魚の見どころ、ダイバー向けアドバイスまで網羅。

地形と雰囲気

アニタズ・リーフは、浅瀬に広がる美しいサンゴガーデンが特徴の癒し系ポイントです。大きなハマサンゴや枝状のミドリイシサンゴ、さらに小さな根(ピナクル)が点在し、白砂とのコントラストが映える自然の景観を楽しめます。
- ロケーション:シミラン諸島、コ・ハ(島№5)とコ・パユ(島№6)の間
- 水深:平均17m/最大35m
- 透明度:20~30m
- 流れ:中程度
- 難易度:中級者向け
- 総合評価:★★★★☆
見どころ – ヒン・ムアン・デーオ(大きなボミー)
南東部にある大きなボミー(根)は、アニタズ・リーフのシンボル的存在です。水底20mから根の頂上12mまで立ち上がり、色鮮やかなソフトコーラルやハードコーラル、巨大なウミウチワに囲まれています。
タイ語で「ヒン・ムアン・デーオ」と呼ばれ、「フィルム1本分の岩」という意味。ここだけでフィルム1本を使い切るほどの写真映えスポットです。
アニタズ・リーフで観察できる魚たち
ミナミハコフグ(幼魚) – Southern Pygmy Boxfish

幼魚の体長は約2〜5cmで、黄色やオレンジに黒い斑点模様が特徴。サンゴ礁の隙間や岩の上に隠れることが多く、写真撮影に最適です。
イケカツオ – Doublespotted queenfish

青銀色の細長い体型で、中層を高速で泳ぐ魚。群れで行動し、小魚やプランクトンを捕食します。流れのある時間帯に観察しやすいです。
ワヌケヤッコ – Blue Ring Angelfish

体長約25〜30cm。黄色〜オレンジを基調に背びれと胸びれに青いリング状の模様があります。中層〜リーフ斜面に沿って泳ぎ、サンゴとのコントラストが美しい魚です。
ホシテンス – Peacock wrasse

体長10〜15cmで体全体に白い星のような斑点が散らばっています。砂地や小さな根の周りで群れを作り、観察しやすい人気の魚です。
エバンスアンティアス – Evans’ Anthias

オスは鮮やかなオレンジ〜赤色、メスは淡い色合い。群れで岩やサンゴの隙間を漂い、光を受けると鮮やかに輝きます。フォト派ダイバーに最適です。
ダイバー向けアドバイス
- じっくり観察:小型魚は隠れやすいので、サンゴや岩の隙間を注意深く探す。
- 中層の魚は流れに注意:イケカツオやアンティアスは中層を泳ぐので安全停止も意識。
- 撮影ポイント:「ヒン・ムアン・デーオ」のボミー周辺は、サンゴ・魚・ウミウチワが揃い写真映え抜群。

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