タチャイ島 – タチャイ・リーフ完全ガイド
シミラン諸島の人気ダイブサイト「タチャイ・リーフ」を徹底解説!リーフの地形、見られる生物、ダイビング情報をまとめました。

🌊 概要
このリーフは島の東側を、北東から南西にかけて伸びています。エリアのほぼ全域がハードコーラルで覆われており、 特にミドリイシ、ミズタマサンゴ、ブレインコーラルが多く見られます。
浅瀬ではトラフザメの姿がよく見られ、大型のアカエイも生息しています。 一般的なリーフフィッシュとしては、フグ類、ブダイ、ミノカサゴ、ウツボなどが観察可能。 さらにコウイカ、ウミウシ、ヒラムシなどのマクロ生物も豊富です。
浅場ではバラクーダの群れや、鮮やかなキンセンフエダイ(ゴールデンフュージリアーズ)の群泳にも出会えるチャンスがあります。
📍 ロケーション
- シミラン諸島海洋国立公園内
- スリン島から南へ約40km
🤿 ダイビング情報
- 水深:平均18m / 最大35m
- 透明度:15〜30m
- 流れ:中程度〜強め
- レベル:中級〜上級向け
- 総合評価:★★★★☆
🐠 タチャイ・リーフで見られる代表的な生物
1. ドクウツボ(Giant Moray / Gymnothorax javanicus)

特徴:世界最大級のウツボで、体長2.5m以上にもなる。体には斑点模様があり、岩陰から顔を出している姿が印象的。
生態:昼間は隙間で休み、夜に捕食活動を行う。クリーナーシュリンプに口内を掃除してもらうシーンも見られる。
見どころ:大きな口を開閉する姿は迫力満点。意外と臆病な性格で、じっくり観察可能。
2. ミノカサゴ(Lionfish / Pterois属)

特徴:放射状に広がるヒレと縞模様が美しい。背びれには毒があるため注意。
生態:岩陰やサンゴの近くでホバリングし、小魚を捕食。ゆったりとした動きで優雅に見えるが、ハンターとしての実力は高い。
見どころ:写真映えする人気被写体。光を受けてヒレが透ける瞬間は特に美しい。
3. キンセンフエダイ(Golden Fusilier / Pterocaesio chrysozona)

特徴:体は鮮やかな黄色に青のライン。群れを作り、光を浴びて黄金色に輝く。
生態:大群でリーフ周辺を回遊し、プランクトンなどを捕食。整然と群れる姿が特徴的。
見どころ:数百匹の群れがリーフを覆い尽くす光景は圧巻。タチャイ・リーフの浅場で遭遇率が高い。
4. タコ(Common Octopus / Octopus cyanea など)

特徴:体色や模様を瞬時に変えることができ、岩や砂に溶け込む擬態の達人。
生態:岩陰やサンゴの隙間に潜み、夜間に捕食活動を行う。甲殻類や小魚を好んで食べる。
見どころ:色や形を変えて隠れる姿は観察していて面白い。岩陰からのぞく大きな目が印象的で、運が良ければ移動する姿やハンティングの瞬間にも遭遇できる。



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